◇モンスター◇

モンスターとは宇宙生物及びそれに触発された生物のことを指す。モンスターが発見された当初は甚大な被害も予想されていたが、学者達の冷静な分析と発達した科学によって被害は最小限に抑えられた。現在はモンスターは当たり前なものとして認識されているが、現在でも政府は警戒を促している。モンスターは種の多様さから「宇宙生物学」と呼ばれる学問も登場したり、更には食用モンスターなるものまで登場した。モンスターの多くは宇宙空間のアステロイドや未開発の惑星等に棲息しているが、時々居住惑星へ侵攻することもある。

 

《モンスターレベル一覧表》

➠レベル1:知能が低く固有の能力を持たないモンスター

➠レベル2:知能が低いが固有の能力を持つモンスター

➠レベル3:知能がやや高いモンスター

➠レベル4:知能が高く強力なモンスター

➠レベル5:未確認のモンスター 

 

特殊区分種セパレート

特定の惑星に棲息するモンスターのカテゴリを指し、その惑星でしか確認できないものが対象となる。惑星バラトルムの「ヴェンデッド」や、惑星アクライアの「サイバーリキッド」などがこれに含まれる。

 

閃哮パルサー

主にレベル3以上のモンスターが使う、APを収束して放つ破壊光線。個体毎に光線の色ならびに威力が異なる。


◇聖獣種◇

モンスターの中には「聖獣種」と呼ばれる種族が含まれる。モンスターの中でも穏やかな性格で、神秘的で美しい外見や、愛玩動物のように可愛らしい外見の種族が多い。更には聖獣種と人間とのハーフも中には居るが、どういう経緯で誕生したのかは不明。聖獣種とのハーフの人間は聖獣種の力を使える素質を有しており、上手く使いこなせばABSOLUTEにも匹敵する力を発揮する。聖獣種の力を引き出す際は外見の変化を伴うことが多い。


◇改造個体/アームドライフ◇

改造個体アームドライフとはモンスターをベースにして開発した生物兵器だが、厳密に言えば、人工筋肉を多用した機械的な生物の姿をしている。即ちモンスターそのものを改造する訳ではなく、モンスターの身体構造を模した機獣を開発している事になる。別称として「機獣」と呼ばれる事もある。人工筋肉はCNT筋繊維で出来ており、巨体ながら俊敏な動作を可能とする機獣も製作できる。また、中枢AIの知能が予め低めに設定されているのは人間に対する反逆を防ぐため。機獣には人型の物も存在し、クローン人間とは別種の兵士を量産することも可能。A.O.G.世界でのサイボーグ兵士とは人型機獣のことを指す。人型でありながら獣と呼ばれる所以は諸説あるが、自我を持たず制御された獣と同様に行動するからという説が有力。擬似能力搭載型の機獣を開発している所もあるが、処理能力が追い付かない上、筋繊維に掛かる負担が凄まじいため開発は難航している。


◇リリース◇

超高度仮想現実実体化技術「VRA」を用いて形成された、仮想存在にのみ生きるモンスター。それが現実世界にアウトプットされたものを指す。既存の種を模倣した個体だけではなく、特殊な能力を付与された「PA」や、メタリックで機械的なフォルムの架空種「COAシリーズ」も含まれる。リリースは出力源たるVRAリジェクターが稼働する限り、無限に発生ならびに増殖し続ける。また、ごく稀にVRAリジェクターそのものがリリースという場合もある。


◇ファントム◇

惑星クレートゥム墓地から突如として発生した謎のモンスター。その正体は、APのみで構成された意思保有生体、ならびにそれを利用しカルト教団「グールズ」が生成した人工AP兵器。その名の通り実体を有していない上、夜間にしか出現しないという特徴から「ファントム」と名付けられた。物理攻撃は通用しないものの、一時的に実体化した時を狙えば攻撃を当てられる。また、能力などAPを用いた攻撃でもダメージを与えられる。


◇δ‐BIO◇

大企業「デルタギア・コーポレーション」が密かに製作している生物兵器、それが「δ‐BIO」である。機獣と異なるのは「一からモンスターを産み出している」点であり、人為的に武器や兵器を植え付けられた個体が多い。その利点は廃棄の容易さと、モンスターによる不慮の事故をでっち上げられることである。


◇シュレディンガー◇

存在が明らかにされていない謎の個体群。以下の特徴が挙げられる。

 ①存在が明確に認められず情報数が限られている。

 ②個体数が極めて少ない。

 ③実体と幻体を使い分けられる。

 ④能力者に匹敵する高度な能力を持つ。

 ⑤APと異なる力で能力を行使する。

 ⑥体の一部にギリシア文字のアイコンが刻まれている。

シュレディンガーは別次元から来た存在という仮説もあり、来訪者との関係性も示唆されているが、その真相は一切不明。また、容姿も生物的なものだけでなく、明らかに機械的な個体も存在するらしい。

 

共鳴顕現パラドリンク

シュレディンガー同士が共鳴し、誰にでも観測できるようになった状態。リンク時のシュレディンガーは能力が一段と強化され、単体でも絶大な力を発揮するだけでなく、他の個体の能力を共有できる。但し、リンク時に受けたダメージも共有してしまうという弱点もある