『OBAKA'S ELEVEN』

サイボーグを屠り、水着のギャルに振り回される。

舞台は2050年のアメリカ東海岸のリゾート都市「ダニオーシャン」。近年アメリカではサイボーグ技術が急速に発展し、ダニオーシャンはサイボーグマフィアの支配下に置かれていた。そんな色んな意味でブッ飛んだ組織よりも更にブッ飛んだ連中が存在した。デルフィーノ・ベッカリーア率いる、十一人の生身の殺し屋で組織された「KILLING ELEVEN」という集団。彼等は一癖も二癖もあり過ぎて世間からは「バカ」と揶揄されているが、殺しの腕に関してはギネス級である。これは、街の権限と水着のネエちゃんを懸けた壮絶な全面戦争の物語である……はずだと良いのだが。


『Ouroboros』

大蛇の尾に絡まれた悪人達の、革命と叛逆の黙示録。

(※姫宮大豆氏との合作作品※)

マフィア達の楽園とも呼ばれる街ネオ・ヴェニーには、マフィアのソルジャーとして使われる兵人種、その美しさ故に闇市場を潤す宝人種など、常人には無い特徴を持った人種が多数存在する。ある日、とあるマフィア組織に属するルカ・ヴィヴァルディとジョスト・ジャケッタの二人に、ある依頼が舞い込んできた。それは、敵対する巨大マフィア組織の幹部が主催する宝人種オークションの会場を襲撃することだった。仕方無く依頼を引き受けた二人は、オークション会場で一人の宝人種の少女と出会し……。無限に続く悪徳の循環の中で、二匹の狂犬が復讐の牙を剥く。


『P.P.』

一触即発、生き残るのは一色。

自由を象徴する街カリメアは現在は平和だが、四半世紀前までは異能カラーギャング「デスペラード」がシマを巡る抗争が絶えず起きていた。更なる治安の悪化を防ぐべく、警察はデスペラード撲滅計画を開始し、街からカラーギャングという存在を消し去ることに成功した。しかしその後、街の表舞台から姿を消したデスペラード達は、今度は街の地下領域「OOOトリプルオー」に戦場を移し、かつてのようにシマを巡って抗争を繰り返していた。赤のデスペラード「カーマインブラッド」に所属する主人公ペイン・ボーンもまた、情け容赦無く展開される戦いに巻き込まれていくこととなる。


『REM』

まどろむ夢の中へ、レッツトリップ。

にわかには信じがたいことだが、人々が睡眠中に見る「夢」には世界が内在している。通称レムレスと呼ばれる夢の世界には、悪夢を促して人々を苦しめる「夢魔」と、夢魔を駆逐して人々の安眠を守ろうとする「子守り人」が存在している。ある日、不眠症に苛まれている少女アカリの夢の中に強力な夢魔が現れたものの、彼女の夢の中に突如として現れた子守り人レムがその夢魔を倒してみせた。加えてレムは、困惑するアカリに対してこんな言葉を告げた。あなたには、夢見人になれる素質が秘められていると……。不思議な夢の世界で繰り広げられる、夢を守るファンタジー。


『SEASONS』

四季折々の植生と、十人十色の人生。

とある世界に存在するエスタシオン諸島は、春、夏、秋、冬、それぞれの季節を色濃く反映した四つの島を擁している。暖かい気候と綺麗な花々に恵まれた「春の島」、青く澄んだ海と綺麗な白砂を有する「夏の島」、様々な食べ物と文化が流通している「秋の島」、純白の雪化粧に覆い包まれた「冬の島」。島の住民達はみな手を取り合いながら仲良く暮らし、平和でのんびりとした生活を過ごしている。異なる季節と文が交ざり合うエスタシオン諸島で、ほのぼのとした生活を送ってみてはいかがでしょうか。


『Show Your X』

探し出せ、裏方に潜む魔物を。

劇場には見えざる「魔物」が潜んでいる。渦巻く激情を必死に押し殺し、スポットライトに照らされた勇者の躯を虎視眈々と狙い続ける。そして彼女は、そんな勇者達を裏方で支えるスタッフを務めるのと同時に、舞台袖の「魔物」を狩るというもう一つの重要な仕事を引き受けている。観客の黄色い声も浴びず、彼女はただ勇者達のため、そして自分のために仕事を全うする。彼女にとって、あの栄誉ある光はあまりにも眩しすぎるのだ。これは、舞台上に潜む不可視の「魔物」を祓い、何も知らぬ役者達を影から支える裏方達の物語。


『SiN』

穢れた街で暗躍する、七つの咎を背負いし執行人。

腐敗と混沌にまみれた大都市エスクラブでは、殺人や強姦などの凶悪犯罪が後を絶たず、世界一穢れた場所として認知されている。法という法はろくに機能せず、エスクラブはもはや、欲望に裏打ちされた暴力に支配された街と化していた。事態を重く見た政府は、外宇宙から来た地球外生命体「SiN」を利用し、罪人達を粛清する闇の執行人「ヴァイス」の開発を決定した。その結果、エスクラブにおける正義は力そのものと化し、力なき者が更に淘汰される地獄へと変貌してしまった。呪われた七つの大罪の力を振るい、悪を以て悪を裁く粛清者の血濡れた物語が幕を開ける。


『STARGAZER』

さんざめく光の星々に誘われて……。

幾多の光に彩られた宇宙。無数の輝きを放つ星々の正体は、長い年月を掛けて星と化す「星子族」である。そして、地球には星子族の一生を支える「スターゲイザー」と呼ばれる者達が存在した。ある日、地球に住まうスターゲイザー見習いの少年ニールは、付近の森に落下した隕石と思しきものの調査に向かった。しかし、大きく穿たれたクレーターの中心には、神秘的な雰囲気を醸し出す一人の少女が佇んでいただけだった。コスモスと名乗った少女は、自身が星子族であると明かしたのと同時に、何らかの理由で宇宙を渡る力を失ってしまったことを伝えた。事情を説明されたニールは、一介のスターゲイザーとして、コスモスの力を取り戻すために協力することを誓った。かくして、二人の少年少女の宇宙を巡る物語が始まろうとしていた。


『Super WORLD Maker』

作って遊べ! そして哭け!

ゲームの中に広がる異世界「エディタ」には、数多くのジャンルのゲーム製作に携わる「メーカー」が存在する。メーカーはお互いに不要な干渉は行わず、時には手を取り合いながら、各々で好きなようにゲームを作っていた。そして季節は春を迎え、各ジャンルの業界では新米メーカーを数多く採用し、ゲーム制作現場に新たなるインスピレーションを取り入れようとしていた。ところが、主人公マリア・マーティネットの担当する横スクロール部署は人気が無く、結果的に殆どの新人メーカーが他の部署に取られてしまった。しかしマリアは気にするどころか寧ろ好都合だと判断し、彼女の大好きな鬼畜コースの量産に拍車を掛けることとなり……。ゲームの中で繰り広げられるカオス必至のコメディ、ここに開幕!