豊かな自然が広がる「ナチュラ」と呼ばれる世界は、緑の国を中心に、火の国、水の国、土の国、風の国の五ヶ国から成り立っている。土は全ての生き物の基盤となり、火は活力と温もりを与え、水は母なる海として世界を潤わせ、風は雄大な空へと続く道を示し、そして緑は全ての生命の源となる。こうして異なる属性を司る五ヶ国は、それぞれ協力し合あうことで平和な世界を築き上げた。そんなある日、ナチュラの青空から一人の少女が落ちてきた。緑の国に落ちてきた少女の名前はマナ・エバーグリーン。ナチュラの空の遥か上にある「宇宙」の住人である彼女は、落下時の衝撃で記憶を失ってしまった。自分の記憶を取り戻すべく、そして故郷の宇宙へ帰るべく、泣き虫な少女の冒険が始まろうとしていた。

とある近未来の世界。近年、突如として「ムーバー」と呼ばれる歪曲異次元孔が出現するようになり、更にはそこからおびただしい数のモンスター達があふれ出てくる「ティアドロップ」という現象が頻発しており、世界各地でティアドロップ対策に追われていた。その一方、高次技術組織「EDEN」は、異次元から来訪してきたモンスターをカードによって捕獲し、その力を人の手で扱いこなせるようにする最新技術を開発し、EDENはそれを「エクスコール・デッキ」と名付けた。

生物が得る情報の七割は、眼球が捉える視覚情報で占められている。取り分け人間は、目で見たものに重きを置き、そこから感情などを発現する傾向にある。更に、その視覚情報の性質が流転し、ごく稀に生まれる超能力者を「EYEZ」と呼ぶ。舞台は千葉県にある舞砂市。同市では時たま原因不明の犯罪事件が起こるが、それがEYEZによる犯行であることまでは知られていなかった。そんなある日、私立舞砂高校に通う相馬量司は、EYEZによる連続窃盗事件に巻き込まれてしまう。しかし彼は、自分自身に秘められたEYEZの「眼」を解放し、その驚異的な力をもって敵を退けた。事なきを得た量司は元通りの日常へ戻ろうとしたが、この時点で彼は、既にEYEZ達の終わりなき戦いへと巻き込まれてしまう運命にあった。

生きた人間の血を吸う事で超常的な力を発揮できる種族「ヴァンパイア」。彼等の正体は、現世で一度目の「死」を迎えると二度目の「生」を受け、そこで初めて本来の力に目覚める特殊な人種である。主人公ヴァンプ・ドラグルもまたヴァンパイアであり、真夜中にだけ姿を現しては世界の裏側に蔓延る悪党を次々と成敗し続けていた。ある日、ヴァンプはローラ・フリストンという少女と出会い、彼女から殺された父親の仇を討ってほしいとの依頼を受ける。依頼代としてローラの血を吸ったヴァンプは、普段とは比べ物にならない強大な力を獲得した。無事に仕事を済ませたヴァンプは、ローラを利用価値があると見なし、彼女の「護衛」を自ら引き受けたのだったが……。

フォーミュラ・フォードは、百年後の未来からの来訪者であった。現代の日本に住むごく普通の高校二年生の少年・若宮涼と出会ったフォーミュラは、時間を超越して過去の日本に訪れた目的を伝えた。フォーミュラが過去を遡って現代に来た目的は、本来あるべき「未来」を都合の良いよう改変しようと目論む「組織」を止めることである。にわかには信じがたい彼の言葉に不信感を覚えていた若宮だが、ある日、フォーミュラの言っていた「組織」からの刺客が襲いかかる。世界が迎える正規の未来を守ると決意した時、彼等の物語が幕を開ける。

世は近未来。マフィアが支配する街ノストラにある唯一の学校「スクオーレ」では、学生が本物のマフィアのソルジャーを従えて「スクールマフィア」なるものを形成し、他の学生と結託したり抗争を繰り広げたりしている。スクオーレの学生である主人公ジルダ・ジェノヴァは、街の一部を実質的に支配している有力マフィアの一人娘である。彼女もまた自身のファミリーのソルジャーを従えてスクールマフィアを形成し、立ちはだかる敵を次々と葬っていた。ある日、長らく空白となっていた「二番目」の穴埋めとなる新入りソルジャーの入団試験を行っていたジェノヴァは、ふと発生した事件が切っ掛けで、スクオーレを支配せんとする巨大な複合グループに目を付けられることとなる。血と硝煙の臭い漂う凄春殺戮劇、遂に開幕。

宇宙から突如飛来してきた謎の流体金属生命体「GHOST」が、全世界に未曾有の恐怖をもたらしている近未来の世界。GHOSTは殺害した人間のDNAを採取して擬態する特殊能力を利用し、人間の殺害と擬態を繰り返すことによって人間社会の支配を目論んでいた。見えざる脅威に怯えるしかない人類は地下に大規模なシェルターを形成し、そこでGHOSTの侵攻を恐れながらの生活を過ごすことを強いられていた。そんな中、主人公BBはGHOSTを狩って賞金を稼ぐ「Gハンター」として日々戦っていた。本当の名前を捨てた彼を待ち受ける数奇な運命とは……。