《レスタミク太陽系》

合金惑星アイロウズ

地表の大半が金属物質で覆われているという、極めて特異な環境を擁している惑星。土地だけではなく木々や海などといったものまでもが金属化しており、更には原生モンスターも「メタライズ」という特殊区分種が殆どである。地表には幾つかの超巨大クレーターが残されており、隕石に内蔵していた液体金属生体「アイロサイト」によって侵食された、という説が有力視されている。星内に入ったものは全てアイロサイトに侵食されるため、調査へ赴く際はアイロサイト対策を念入りに行う必要がある。


土海惑星ドシャボロム

地表の大半が荒れ地となっている惑星。地上では常に「土海」と呼ばれる特殊な土の濁流が発生しており、土海の流れに乗って様々なモンスターが移動する。また、土海は流れの勢いが絶えず変化し続け、時に高く切り立った「安全地帯」をも呑み込むこともある。土海の深度は果てしないとされ、環境に適応していない生物が入ったら、そのまま溺死してしまう可能性が非常に高い。そのため、土海に適応するため特異な進化を遂げた原生モンスターが多数棲息しており、その生態の研究が進められている。


食物惑星フーディール

豊かな自然環境を擁した惑星。地表に生い茂る大森林には様々な種類の果物が実っており、大自然の恩恵を大いに受けているため、どれも瑞々しく美味である。しかも驚くことに、この惑星の木々や葉、土、岩などは全て「食べる」ことができ、いずれも栄養価が高い。ただでさえ食物が豊富なことからモンスターの棲息数も極めて高く、中には特殊区分種セパレート「トロピカライフ」をはじめ、独自の進化を遂げた個体も存在する。そのため、生態保護の目的でテラフォーミングは禁じられている。


電理惑星メタヴァポリス

仮想実体化技術「VRA」を応用して試験的に開発された惑星。本来の地表は平坦だが、それをVRAによって形成した居住環境レイヤーで覆い尽くすことで、直接環境を開発せずとも人が住めるようにしている。この「テラコーティング」が惑星規模で導入されたのは初めてであり、道路などの各種インフラはVRAで構成しつつ、主要な建造物は直接建築している。また、街の治安を維持するため、意図的にリリースを自然発生させている。


融合惑星フュージョナル

A.O.G.世界 とは異なる世界線と融合してしまった惑星。しかし、いかなる原理と経緯で融合を果たしたのかは不明。星内環境は二つに分断されており、片方はテラフォーミング最中のA.O.G.区域、もう片方は緑豊かな来訪者区域となっている。取り分け後者の中心には「世界樹」と呼ばれる大木がそびえ立ち、来訪者側の拠点となっている模様。両陣営間で一触即発の状態が続いており、現在は水面下の争いだけに留まっているが、一歩間違えれば戦争になりかねない。


《ヴェルフ太陽系》

物流惑星ノルークス

惑星全域が「物流」に特化した超広域施設として開発されており、全宇宙世界の輸送拠点として機能している惑星。食品、医薬品、原料系など、輸送する品目に応じてセクターが細分化されており、また、各施設には作業をサポートするワークロボットが多数配置されているため、24時間体制で受け入れ可能なシステムを形成している。星内上空には多数のワープゲートが配置されており、配送先の惑星を往来する宇宙船スペースシップが昼夜問わず上空を飛び回っている光景は、ノルークスならではの名物として有名である。世界最大級の物流拠点ということもあり、あらゆる企業が生産工場を置いている。


酒造惑星バッカス

世界一の酒蔵を擁する、酒造に特化したテラフォーミングを施された惑星。酒造惑星と呼ばれる所以は、この星にしか植生しない「酒神の遺産」という林檎や葡萄などの果物類にあり、バッカス産の酒は世界でも最高級の酒と名高い。それゆえに果物畑の利権をめぐって、マフィアなど様々な組織が争奪戦を繰り広げており、アウトロー同士のドンパチ騒ぎが問題視されている。また、自然にあるAPをエタノール化し、大気中の水分を酒化する特殊区分種セパレート「ロックスター」の生態も注目されている。


岩覆惑星オリントン

上空の半分以上が「大岩殻」と呼ばれる岩石の殻によって覆われているという、特殊な環境を天然で有している惑星。大岩殻は常に空中に浮いており、大岩殻の下には大小様々な鍾乳石が垂れ下がっていて、自重に耐えきれなくなった鍾乳石が地上に落下してくることもある。大岩殻が形成された原理ならびに経緯は今もなお明かされていない。地表は荒涼とした土漠地帯となっているが、その内部は非常に広大な空洞となっている。空洞内には崖と窪地が途切れることなく広がっている他、灼熱の溶岩の海が広がっているため、全体的に高温で明るいのが特徴。


珊瑚惑星コーラアール

陸生の珊瑚が群生し、幻想的な景色が広がる惑星。この星に漂うAPの恩恵により、海洋生物も水中以外で暮らすことができ、空を優雅に泳ぎ回る姿も見受けられることが多い。そのため陸にも海にも似た、豊かで不可思議な生態系が広がっている。地表は巨大な珊瑚が折り重なり、起伏が激しい台地が多い。場所によって海洋も存在し、海中にも珊瑚が沢山生えている。星内に漂うAPによる影響のためか、火を点けることがほぼ不可能であり、火に代わる光源となるのは、昼間に吸収した光を夜間に灯す「コーライト」と呼ばれる特殊な珊瑚である。