《パンドロム太陽系》

基地惑星ユニヴェール

星全体で包括的に宇宙開発研究ならびにそれに携わる事業を行っている惑星。要するに、一つの星を巨大な宇宙開発基地としてテラフォーミングしたのが、惑星ユニヴェールである。ここにはISG宇宙開発機関レスパースの本部が存在し、大規模な宇宙センターで様々な研究と実験が行われている。他にもS.D.C.やテラフォーマー社などの宇宙開発企業が各種施設を据え置き、各々で事業展開を進めている。環境面においては、全体的に建造物が少ないためだだ広く感じるが、人工的な緑化も徐々に推し進められている。更に、宇宙開発指導を主とするユニヴェールファクトリーも新設された。


想楽惑星ゲーマッチ

星内の至るところに「ゲーム」が散りばめられた特異な惑星。この惑星に降り立つ際、パスポート代わりに専用のゲームアプリが配信され、街中に散在するゲームをクリアしていくことでご褒美が貰えるという一風変わった文化がある。街路を歩く度に歩数スコアが加算されたり、ミッション形式で指定された場所へ行くなど、多種多様なゲームがあるのが特徴である。このように星全体でゲームを行わせているのは、各企業が試験的にゲームを開発しているからなのと、ゲームを通してコミュニケーションの輪を広げたり適度な運動をさせるといった目的が含まれるからでもある。


海蔵惑星アークエポット

惑星ラグーゼルと類似した環境を有する海洋惑星だが、アークエポットの場合、海中に設営されている施設の殆どが「倉庫」である。つまり、アークエポットは星全体が海中倉庫として機能を果たしているのだ。海中に倉庫を設けた理由は、部外者の盗難及び侵入を防ぐこと、海水による冷却で運営費を抑えること、海中資源の一時的な保管場所として用いることなどが挙げられる。水中に張り巡らされた大量のチューブトンネルは、要所要所を往来するための連絡通路である他、貨物運搬用リフトの通行路として使用されている。また、従業員用の居住施設も幾つか点在している。


沈没惑星シンカシップ

通称「船の墓場」と呼ばれている通り、数多くの宇宙飛行船が沈没または墜落しているという不気味な惑星。この惑星付近に接近した宇宙飛行船は、軒並み惑星内から生じる謎の引力によって引っ張られていき、そのまま轟沈してしまう。そのため、星内の至る所に宇宙飛行船の残骸が散らばっている。また、地表は緑色の濁った海が大半を占めており、この海水は人間にとって有害なため、テラフォーミングも絶望的である。凄まじい引力の正体は未だ解明されておらず、上陸しようにも宇宙飛行船が大破する可能性が高いため、惑星調査も難航している。


放電惑星ウルラドニン

地表から自然的に雷が放出されている惑星。空には分厚い黒雲が立ち込めており、常時夜のように暗く、更には温室効果ガスの排出もろくにできていないため地表温度はかなり高い。星全体に雷電が充満しており、ごく僅かにある「絶縁区域」以外は立ち入ることすらできない。なお、絶縁区域には、ウルラドニンの自然電気を貯蓄してエネルギー源とする帯電施設が数多く存在し、エネルギー事業を主とする工業化も進められている。また、殆どの原生モンスターが雷を操る能力を持ち、それに加えて雷を主食としている。


流星惑星ステリア

絶えず流星群が降り注いでいる惑星。流星と言えば聞こえは良いが、その実態は、常に流星群の嵐に襲われているために惑星崩壊の危機と隣り合わせでいる。星全体に張り巡らされたプラネットシールドが最大にして唯一の防衛策だが、各所に設置されたジェネレーターが原生モンスターに破壊されるリスクも孕んでいる。ステリアを防衛する主な理由は、地表に眠る希少金属「ステラリウム」のためであり、日夜モンスターの襲撃からジェネレーターを防衛する者まで存在する。地上は全体的に積雪地帯となっている。


《バークリット太陽系》

実験惑星フォビドーN2

星全体で一つの「実験場」として機能している惑星。星内環境の殆どが人為的に改造を施されており、天然の自然というものは全くと言っていいほど存在せず、無機質な建造物ばかりが並んでいる。ここで主に行われているのは、生物兵器の実戦投入試験や、核ミサイルなど各種大量破壊兵器の実験などといった「広大な場所を要する」上に「危険な」ものばかりであり、それぞれの分野に応じて「実験区域」が割り当てらている。当然ながら、この惑星で行われている諸々の実験は機密情報扱いとなっており、迂闊に星の名前を口に出してはならないとさえ言われている。


壊獣惑星ルグランデ

常識外れの巨体を有するモンスター達が多く棲息している惑星。この惑星に棲みついたモンスターはいずれも超巨大級の「壊獣」として変異しており、この惑星にのみ棲息している限定モンスターはおろか、ディッグワームやメーザードラゴンなどといった既存種までもが、恐ろしい程の怪物が自然かつ大量に発生している。この巨大化に関するメカニズムや原因などについては依然として不明であるが、星内に植生している草木なども異様な大きさになっていることから、星内の環境が何かしらの影響を及ぼしているのではないかと考えられている。


死蝋惑星バラトルム

生気という生気を全く感じ取れない、まさしく地獄のような死の惑星。荒れ果てた海は禍々しい紫色へ変化しており、触れたものを溶かす猛毒の海と化している。他にも、不毛の大地には枯れ果てた植物がそのまま放置されていたり、毒々しい紫色の霧が常に漂っている。そして、この惑星における最大の特徴は、死骸が甦って更に狂化したモンスター群「ヴェンデッド」の存在であり、生きた血肉を求めて彷徨い歩く死者が跳梁跋扈している。現時点では星内の特異な環境が影響を与えたのではないかと論じられているが、ヴェンデッド化の要因は未だに解明されていない。


戦争惑星ラヴ・ウォージ

 度重なる戦争によって荒れ果てた惑星。この惑星の地下深くに眠る稀少な資源「ユートピアエネルギー」を巡り、惑星政府同士の軍事衝突のみならず、私人間レベルでの紛争も絶えず行われている。そのため、星全体が一つの「戦場」として用いられている。荒廃した空には幾つもの無人機が飛び回り、地上にはドロップシップが投下した防護壁や銃座などが取り残されている他、不発弾や地雷といった危険物も数多く放置されている。戦争が更なる戦争を呼び、死屍累々の地獄絵図を描き出している。


迷森惑星ティムバ

全体的に白い濃霧が漂っている深緑の惑星。地表の大半が木々に覆い尽くされており、更には前述の濃霧が常に立ち込めているため、方向感覚がろくに機能せずとても迷いやすい。しかし、仮に対策を講じたとしても、まるで侵入者を出さんと言わんばかりに、森そのものがリアルタイムで構造を自ら変化させるという特異な環境を有する。そのため、この惑星の調査へ赴いた人間が次々と行方知れずとなっており、一度入ったら二度と出られない「迷宮の森」として恐れられている。


《ジャガードレッド太陽系》

核廃惑星イシャナ

かつて「イザナミの民」と呼ばれる者達が、核攻撃により滅ぼしたとされる死の惑星。荒廃した世紀末の星には草木一つ生えることなく、海は淀み、空は汚れ、大地は放射能に穢されている。死滅したも同然と見なされているのをいいことに、社会から逸脱した無法者達が集い始め、やがて彼等は暴力が全てを支配する世界を築き上げた。更に、近年ではアバドンが独自にテラフォーミングに着手し、アサルト・アポカリプス専用のバトルフィールドを設立している。この件を巡って現地のならず者達と対立し、星内は混沌たる様相を呈している。


焦土惑星ヴァルカンテッズ

地表温度が極めて高い灼熱の惑星。海の代わりに煮えたぎるマグマが満たされ、赤黒い雲からは常に火花の雨が降り注ぎ、大地は黒く焦げ果てている。その他にも、炎の豪雨を伴いながら突き進む火炎旋風「焔嵐えんらん」もまた、決して無視できない脅威として知られる。また、マグマと岩石の身体を持つモンスター「ヴァルカント」も棲息している。アバドンが買い占めた惑星の一つであり、原生モンスターのヴァルカントを蹴散らしつつ、特設のバトルコースを踏破しなければならない。


教会惑星ダークロスト

常に夜のように薄暗く、なおかつ高頻度で雨が降っている惑星。この惑星は「黒刻教会ダークチュアリ」と呼ばれる宗教団体がテラフォーミングし、独特な外観の街を造り上げたことで知られる。だが、そこにアバドンが武力行使による介入を敢行し、現在、黒刻教会ダークチュアリとアバドンが水面下で戦いを繰り広げている。アサルト・アポカリプス参加者もまた、黒刻教会ダークチュアリにとっては敵に等しく、彼等を見付けるや否や無条件で襲い掛かってくることが多いが、これを利用したバトルコースも用意されている。


極寒惑星シャアリィス

常に吹雪が吹き荒れる極寒の惑星で、地形としては山岳地帯が多い。吹雪の頻度は場所によって異なるものの、時たま発生する凄まじい勢いの猛吹雪「デス・ブリザード」は、原生モンスターでさえやり過ごす手段に難儀する程であり、かなり過酷な環境ということが火を見るよりも明らかである。また、前述のデス・ブリザードを回避するためにあるのか、星内の至る場所に洞窟がある。アバドンはこの星内にバトルコースを設け、紅蓮地獄のような戦場でバトルを催す。


秘密惑星ドレッドノート

アバドンが多額の出資を通して所有権を獲得し、星全体を一つの巨大なバトルコースとしてテラフォーミングした惑星。アバドンが開発しただけあってデンジャラスな施設が目白押しであり、惑星航路は勿論のこと、この星が存在すること自体も機密扱いとされている。バトルコースの設備維持や開発などといった仕事は、アサルト・アポカリプスにて今一つ活躍できなかった参加者達が行っており、彼等は奴隷のような重労働を強いられている。また、現役のアサルト・アポカリプス挑戦者を倒せば復帰できると仄めかせ、コース内では多数の強制労働者達が立ちはだかる。


《マーベボール太陽系》

救命惑星ドクトール

 星全体を一つの「病院」として機能させている惑星。救命の名を冠する通り、宇宙各地から病人が次から次へと搬送され、二十四時間体制で医療活動を行っている。とはいえ、実際に大多数の人間が一日中病人に付きっきりというわけではなく、専用の人工知能を搭載した機械達が治療を行い、オートメーション化された医療によって寸分の狂いもなく患者を治す。しかし、流石に全ての医療行為を自動化するわけにもいかず、各施設に専属のドクターやスタッフが常駐している。


宝玉惑星エレメンティール

地表の殆どが宝石のようになっている神秘的な惑星。その姿は、まさに星全体が一つの巨大な「宝玉」のようにも見て取れる。この惑星で採れる希星資源ステラギフト「エレメンタリス」は、宝石内で流転するAP量によって属性が変化する性質があり、砕けた際に放出されるAPを介し、内包していた属性が反映される。この特殊な性質は原生モンスターも利用することがあり、中には体表にエレメンタリスが生えた個体も存在する。エレメンタリスの扱い方はとても難しく、これを武器に転用するのは難しいとされる。


水空惑星シェルオー

地表の大半が海で構成されているのみならず、空全体が水のベールに包まれているという不思議な惑星。地表に広がる海は「常海」と、天空に広がる海は「空海」と呼ばれており、常海と空海で棲息するモンスターの種類も異なるが、中には双方の海を往来しながら活動するモンスターもいる。この惑星には水精系アクエリアン人魚系マーメインが数多く居住しており、巨大な貝殻をそのまま住居として利用したり、独特な形をした建造物が多く立ち並んでいるなど、まるで異世界のような景色が広がっている。


隔絶惑星パノプティック

超巨大組織インディゴッドが支配する惑星。その名の通り、外界とは完全に隔絶されており、惑星航路スターガイドも非公開、星全体を覆うスターカモフラージュにより発見も極めて困難である。元々は希星資源ステラギフトの一種「ネイビス」の産出星だったのが、ある時を境にネイビスの輸出がピタリと止んでしまった。というのも、ネイビスの有用性と希少性にインディゴッドが目を付け、現在のような支配社会都市を形成し、外部との交流を完全に遮断したためである。そして今、宇宙政府の非公式代行者「フォーリナー」が強行手段に出て、両者間の戦争が勃発しようとしている。


《ヴェルロック太陽系》

水都惑星ヴェネト

地表が水に覆われている惑星。その環境を利用し、運河を利用した水都を次々に築き、その名の通り「水都の星」と呼ばれるようになるまで発展した。殆どの建物は水上に設けられており、水の上に浮いているような都市風景が広がっている。交通機関についても舟や水上バスなどが流通しており、個人用から大人数用まで、あらゆるタイプの乗り物が普及している。また、運河には水流を自動調節する「ストリーム」が発生しており、ストリームの流れに乗っていけば、自動的に街から街へ移動することができるようになっている。水害防止のための防波堤も用意されている他、星内全域にわたり設けられた地下空間「ラグーンシェル」に水を貯蓄し、それを水道や海流発電などに転用している。


竜谷惑星ドラグニフィス

ドラゴンの星と称される通り、ドラゴン系のモンスターや同様の擬人種アルタノイドが数多く棲息していることで知られる惑星。星内環境はとても自然豊かであるものの、全体的に山岳地帯が多く、人間が暮らすにはとても険しくハードな場所である。住人の大半は地上に生活圏を敷く「地竜種グランドラン」と、山内や山頂で暮らす「空竜種ハイドラン」が占めており、それぞれ独自の文化や生活様式を築いているが、人間達が生み出した科学技術も利用している。両種族はお互いとても仲が悪いために絶えず紛争状態が続いており、物資の争奪戦や殺し合いも多々あることから、両者間の和解は絶望的だとされている。


黄金惑星ゴールディ

星の至る場所に「黄金」が眠るとされている惑星。それだけではなく、地表や海が全て黄金になっており、星内の環境がいかに特異であるかを象徴するようでもある。星内に充満するAPに触れることで、あらゆる物体が黄金化すると推測されており、現に、この惑星に棲息するモンスターもみな黄金を纏っている。黄金化したものはいかなる手段を用いても元に戻らないため、上陸時にはAPを遮断するなどして対策する必要がある。仮に黄金化したものを惑星外へ持ち出した場合、急速に劣化し屑鉄へと変わり果てる。